8年前から、地域貢献活動としてファイナンシャルプランナーの仲間と近隣の数か所の地区センターで、年間シリーズで各回2時間のセミナーを開いています。シニアライフプラン、終の棲家、介護、保険、相続などのテーマを5人で分担しています。年間30回ほどになります。毎回10から20名様に参加頂いています。

 私は相続と不動産をメインテーマにお話しています。相続の基礎、相続と不動産、相続と保険、相続税と生前贈与など、毎回キャッチは換えていますが、「豊かな老後と安心・幸せな相続」には広い視野と早めの準備が必要であることをお伝えしています。

 公的な施設で行うセミナーですので、準備が大変です。毎年暮れから翌年1月にかけて地区センターごとに来年度のセミナーの内容と講師を決めます。そのため毎月の定例会で方向性を整理し、各自のパートの案を持ち寄り調整します。仲間の代表が、センター長と協議し来年度の計画が2月ごろ決定します。

 4月から新しい内容のセミナーが始まりますが、毎月の定例会では、実施したセミナーで回収したアンケートや講師からの報告に基づき改善を行います。まさにPDCA(計画・実行・検証・改善)です。会場での質問・意見は、今後の活動に柔軟に反映させます。自由記述で、「大変参考になった。できることから実行してゆきたい。」等の反応を頂くと大いにモチベーションが高まります。

 出席者の認知媒体は、区報、センターの掲示版がメインです。センター長のイベントに対する熱意が出席者の人数に現れます。今年は4月以降新型コロナの関係で予定していたセミナーが開催できていませんが、秋から対策を講じたうえで開催を決めて頂いたセンターも出てきました。 ファイナンシャルプランナーの仲間だけでなく地区センターの所長や担当職員の皆さんの協力を頂くことによりこの活動が続けられるのだと実感しています。